令和8年9月1日(火)最終更新
佐久間朱莉選手のキャディーは、後藤勝(ごとう・まさる)氏です。愛称は「ジョンさん」。2022年11月から佐久間選手とタッグを組み、2025年の躍進を経て、2026年8月のニトリレディスでは通算6勝目の舞台にも帯同しました。
一人で戦うように見えるゴルフで、18ホールの判断を支える相棒は、どんな存在なのでしょうか。
2026年ニトリレディスで佐久間選手は最終日66、通算11アンダー。首位と2打差の4位タイから逆転し、ツアー通算6勝目を手にしました。ここでは後藤氏の経歴、佐久間選手との信頼関係、そしてキャディーという仕事の奥行きを整理します。

この記事のポイント
Q1. 佐久間朱莉選手のキャディーは誰ですか?
佐久間朱莉選手のキャディーは、後藤勝氏です。愛称は「ジョンさん」で、2022年11月のTOTOジャパンクラシックから佐久間選手とタッグを組んでいます。
Q2. 後藤勝キャディーの経歴や担当選手は?
後藤勝氏は、2023年掲載のインタビューでキャディー歴22年と紹介されています。佐久間朱莉選手のほか、鈴木愛選手、菊地絵理香選手、西郷真央選手らへの帯同歴があります。
Q3. 佐久間朱莉選手は後藤勝キャディーをどう語っていますか?
佐久間朱莉選手は2025年の優勝会見で、後藤勝氏を「安心して頼れるキャディーさん」と語りました。ピンチで「時間かけていいよ」と落ち着かせ、長いパットでは「決めよう!」と背中を押してくれる存在だと明かしています。
佐久間朱莉のキャディーは後藤勝氏・愛称はジョンさん

後藤勝氏は、女子プロゴルフの現場で長く活動してきたプロキャディーです。
学生新聞オンラインが2023年に掲載したインタビューでは、キャディー歴は22年(当時)と紹介されています。佐久間朱莉選手のほか、鈴木愛選手、菊地絵理香選手、西郷真央選手、斉藤裕子選手、服部道子選手への帯同歴も挙げられていました。
後藤勝氏が歩んできたキャディー人生
後藤氏が本格的にキャディーを始めたきっかけは、知り合いのプロが出場する大会だったそうです。
「ゴルフが大好き」と話し、華やかなプロの世界で仕事ができることをモチベーションに挙げていました。バッグを担ぐ姿は静かでも、その足元には長い現場経験があります。
2022年11月から続くタッグ
佐久間選手と後藤氏が組み始めたのは、2022年11月のTOTOジャパンクラシックからです。
優勝争いのプレッシャーも、思うようにいかないラウンドも、二人は同じコースを歩いてきました。佐久間選手がプロとして階段を上がる時間のそばに、「ジョンさん」がいたのです。
佐久間選手の経歴とプロ入り後の歩みは、佐久間選手の経歴と通算6勝までの足跡で紹介しています。
佐久間朱莉が語った「ジョンさん」への信頼

2025年5月、ブリヂストンレディス最終日。
佐久間選手は通算20アンダーで大会記録を更新し、ツアー2勝目を手にしました。18番でウイニングパットを沈めると、左手を突き上げ、後藤氏とハグを交わしています。
「時間かけていいよ」が届くとき
14番では第2打をグリーン奥に外し、16番では右の林へ打ち込んだ。
優勝へ向かう終盤です。気持ちが急いでも不思議ではない場面で、後藤氏は「時間かけていいよ」と声をかけたといいます。
急がせない。
その一言が、佐久間選手の呼吸を整えたのでしょう。
長いパットに「決めよう!」
佐久間選手は、長いパーパットが残ったとき、後藤氏が「決めよう!」とスパッと言ってくれると話しています。
そして、こう続けました。
「安心して頼れるキャディーさんと戦えることはうれしい」
言葉は短いのに、軽くありません。迷いが出る場面を何度も一緒に越えてきた人にしか、預けられない言葉です。
後藤氏も、佐久間選手について、ショット、パット、ショートゲームで自分に足りないものを一つずつ積み重ねられる選手だと語っています。
勝ち方を急がない二人でした。
急ぐなと
言える隣に
勝ちがある
佐久間選手の優勝歴とランキングの変化は、6勝目を含む佐久間朱莉の優勝歴とランキング推移で確認できます。
コースで交わす「時間かけていいよ」の一言

キャディーの仕事には、クラブを運ぶことだけでは収まらない時間があります。
距離を測る。風を見る。グリーンの傾斜を読む。クラブを選ぶ。
けれど、後藤氏と佐久間選手の会見を読むと、数字の外にある仕事も見えてきます。
選ぶのは選手、支えるのはキャディー
キャディーは、コースの情報を集め、選手と選択肢を確かめます。
ただ、最後にクラブを握り、球を打ち、結果を引き受けるのは選手です。
後藤氏の「時間かけていいよ」や「決めよう!」は、答えを代わりに出す言葉ではありません。佐久間選手が自分で決めるために、足元を落ち着かせる言葉だったのでしょう。
見えない場所で、言葉が残る
テレビ中継では、ショットの軌跡やパットの行方に目が向きます。
その前に、二人がどんな言葉を交わしたのかは、画面に映らないこともあります。それでも、優勝会見で佐久間選手がまず語ったのは、「安心して頼れる」存在でした。
一打の前にc急がせない。
一打の後に責めない。
その積み重ねが、18番で交わしたハグにつながったのだと思います。
佐久間選手の技術的な強みは、佐久間選手のスイングが作る強みでも紹介しています。
テレビ中継では、ショットの行方に目が向きます。けれどライブ配信で18ホールを追うと、打つ前にキャディーと立ち止まる時間や、選手が決断するまでの間にも目がいきます。佐久間朱莉選手のようなJLPGAツアーをじっくり見たい人は、U-NEXTの配信対象大会や視聴条件を確認してみてください。
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師匠と家族がつくった、佐久間朱莉の土台

試合中に隣を歩く後藤氏とは別に、佐久間選手のゴルフには、もっと長い時間を支える存在があります。
3歳からゴルフを始め、ジャンボ尾崎こと尾崎将司氏のもとで腕を磨いてきました。
尾崎将司氏のもとで磨いた技術
佐久間選手は尾崎将司氏に師事し、2021年のプロテストにはトップで合格しました。
試合当日の18ホールを一緒に考える後藤氏と、数年単位で技術を積み上げる尾崎氏。同じ「支える」でも、向き合う時間は違います。
後藤氏の言葉を受け止める落ち着きも、日々積み重ねてきた技術があってこそでしょう。
ジャンボ尾崎氏との師弟関係と技術の変化では、佐久間選手が磨いてきた力をたどっています。
3歳で始まったゴルフ
佐久間選手がゴルフを始めたのは3歳の頃です。
プロの優勝会見で語られる「ジョンさん」の一言も、そこへ至るまでには長い時間があります。幼い頃に始めたゴルフが、師匠との出会いを経て、いまはツアーの優勝争いへつながっている。
18番で佐久間選手が左手を上げた日、その時間もまた、静かに重なっていました。
ゴルフを始めた頃からの歩みは、父・浩太郎さんと佐久間選手のゴルフを始めた頃の歩みでも紹介しています。
よくある質問
後藤勝氏は佐久間朱莉選手といつから組んでいますか?
後藤勝氏は、2022年11月のTOTOジャパンクラシックから佐久間朱莉選手とタッグを組んでいると報じられています。
後藤勝氏の愛称は何ですか?
後藤勝氏の愛称は「ジョンさん」です。佐久間朱莉選手も2025年の優勝会見で、この呼び名を使っています。
後藤勝氏のキャディー歴は何年ですか?
学生新聞オンラインの2023年インタビューでは、後藤勝氏はキャディー歴22年(当時)と紹介されています。
後藤勝氏はどの選手に帯同してきましたか?
学生新聞オンラインでは、後藤勝氏の帯同歴として、佐久間朱莉選手、鈴木愛選手、菊地絵理香選手、西郷真央選手、斉藤裕子選手、服部道子選手が挙げられています。
キャディーは試合で何をするのですか?
キャディーは距離、風、グリーンの状態、クラブ選びなどを選手と確認し、ラウンド中の判断を支えます。最終的にショットを選び、打つのは選手自身です。
筆者紹介|なおじ

公立小・中学校で約35年、教師として子どもたちと向き合い、校長を11年務めました。バスケットボール部の顧問としては、選手が力を出し切るために、技術だけでなく、声をかけるタイミングやチーム内の信頼が欠かせないことを見てきました。
佐久間朱莉選手と後藤勝キャディーの記事では、優勝会見で語られた「時間かけていいよ」「決めよう!」という言葉を手がかりに、選手の判断を支えながら、主役を奪わない仕事の重みを考えました。勝敗の数字だけでなく、18ホールをともに歩く二人の間にある信頼にも目を向けています。
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