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佐久間朱莉のスイングの特徴|250Y飛ばす強さの理由を元教師が分析

こんにちは、なおじです。

身長155㎝で平均250ヤード超え。

2025年に4勝で年間女王に輝き、2026年の開幕戦も制した佐久間朱莉選手。

佐久間朱莉スイングの特徴と強さの理由を、元バスケ部顧問のなおじ視点を交えながら読み解いていきます。

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🖊️この記事でわかること

  • 佐久間朱莉スイング最大の特徴「ゆっくり→爆速」リズムの正体
  • 155㎝で250ヤードを生む、体幹主導の足の使い方
  • アイアンが曲がらない「ボディースイング」と「トップの間」の核心
  • ジャンボ直伝の練習と「自分軸」メンタルが生んだ5勝の理由
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目次

「曲がらないスイング」の核心はリズムにある

プロコーチの南秀樹氏が真っ先に挙げるのが、リズムの独自性

バックスイングはゆっくり、切り返しからは一気に加速する。

この「緩急のメリハリ」こそが、飛んで曲がらない佐久間スイングの出発点。

局面特徴効果
バックスイングゆっくり・アップライト軌道フェースローテーション抑制
トップ若干の浮き上がり・間を作る地面反力の最大化
切り返し下半身リード・爆速回転インパクトへの力の集中
インパクト弱ダウンブロー・ハンドファースト分厚いボールの捕まり
フォローフェースが上を向く・振り切り方向性の安定

ゆっくり上げるとフェースがねじれない

バックスイングをゆっくり行うことで、フェースのローテーション(ねじれ)が抑えられます。

これが「曲がらないショット」に直結する、最初のポイントです。

フェースが余計にねじれないまま体の回転と一緒にクラブが上がるので、インパクトでも不要な動きが入りにくくなります。

切り返しからの爆速で「溜め」を解放

バックスイングとは打って変わって、切り返し以降の回転スピードは鮮烈です。

「ゆっくり→爆速」の緩急が、テークバックで溜め込んだパワーをインパクトに効率よく伝えます。

さらにフォロースルーでフェースが上を向く形を作ることで、方向性の安定も同時に確保されています。

バスケのシュートと同じ「溜め→爆発」

なおじが長年バスケットボール部の顧問を務めた経験から言うと、これはシュートの動作と驚くほど似ています。

膝をゆっくり深く曲げて「溜め」を作り、そこから一気に伸び上がる力を使う。

この「溜め→爆発」の構造は、競技を問わない体の使い方の基本原理だと思っています。

佐久間選手のスイングは、その教科書のような一例です。

……ただし、なおじが同じことを真似したら、ゆっくり上げすぎて切り返しのタイミングを完全に忘れました(笑)。

155㎝で250ヤードを飛ばす「体の使い方」の秘密

身長が低いと飛ばないはず——というのが一般的な常識ですよね。

その常識を、佐久間選手はきれいに壊してくれました。

2025年のドライビングディスタンスは250.29ヤードでツアー10位。

女子ツアーの上位選手の平均身長が162㎝のなかで、155㎝でこの飛距離を出せる理由は、スイングの「構造的な工夫」にあります。

👉関連記事:②佐久間朱莉5勝・4冠の全成績|ランキング推移と優勝歴

トップの”ちょい浮き上がり”が反力を生む

プロコーチの奥嶋誠昭氏によれば、トップ時に頭が「若干」浮き上がる動作が、ダウンスイングの地面反力を最大化しています。

大事なのは「若干」という加減です。

浮き上がりが大きすぎると再現性が崩れる。

絶妙なコントロールの上に成り立っている動きと言えます。

ワイドスタンスと右足つま先の「ひと押し」

プロコーチの飯島茜氏が注目するのが、ワイドスタンスと足のダイナミックな使い方です。

右足つま先で地面を蹴り始めるタイミングがダウンスイングの段階から早く、軸を保ったまま重心移動を行います。

そこに最後のひと押しの力が加わることで、ボールへのエネルギー伝達が最大化されます。

体幹の深い捻転が身長差を超える

身長が低くても、体幹を深く捻ることができれば大きな力を生み出せます。

なおじが教壇に立っていたころ、「てこの原理」を黒板に書きながら「支点・力点・作用点が揃えば小さな力で大きな仕事ができる」と教えていました。

佐久間選手のスイングは、その実演版のような気がします。

体格のハンデを、体幹の使い方で完全に補っているわけです。

アイアンが曲がらない理由は「ボディースイング」の徹底

飛距離もさることながら、佐久間スイングの真の強みはアイアンの安定感にあります。

2025年に4勝を積み重ねたのも、アイアンでピンをしっかり狙えたからこそです。

また、11打差という圧倒的な勝ち方もありました。

崩れないアイアンがあってこそ、あの勝ち方ができるのでしょう。

「トップの間」が生む正確な切り返し

大西翔太コーチによれば、**「トップの間」**が佐久間スイング最大の特徴です。

ゆっくりテークバックした後、一瞬止まって見える「間」を作り、そこから下半身で切り返す。

この動きが「打ち急ぎ」を防ぎ、体を正しい順序(下半身→上半身)で動かすきっかけになっています。

打ち急ぎは、アマチュアゴルファーが最も陥りやすいミスのひとつです。

この「間」のひとつの技術で、それが解消されるわけです。

「弱ダウンブロー」が分厚いインパクトを作る

この「間」から生まれる入射角が「弱ダウンブロー」です。

急な角度で打ち込むのではなく、緩やかな角度でボールを捉えることで、インパクトが分厚くなり飛距離と方向性が両立します。

「弱」という字が入っているのに、実は力強い結果を生む。

スポーツの世界は、逆説が正解になることが多いと思いませんか。

この「弱」の意味を正確に理解するだけで、アイアンは変わるかもしれません。

左腕と胸が「ズレない」ボディースイング

奥嶋コーチが最大の強みとして挙げるのが、「左腕と胸の位置関係がスイング中ズレない」点です。

腕を使うのではなく、胸を右→左に向けるシンプルな回転に腕がついていくだけ。

この「ボディースイング」の徹底が、シーズンを通じた安定感の源になっています。

さらに体幹で振るため疲れにくく、試合終盤でも精度が落ちにくいという副次効果もあります。

ゆったりと 上げてドカンと 女王の振り

強さの理由はメンタルとジャンボ直伝の練習

技術的な完成度と並んで語られるのが、メンタルの成長と、ジャンボ尾崎氏直伝の練習です。

2026年の開幕戦優勝後、佐久間選手は「ジャンボさんに届けたい」とコメントしました。

その言葉の重さが、彼女の強さの核心を物語っています。

ジャンボ直伝「3〜4ヤード打ち」の反復

開幕戦でのリカバリー率1位(88.89%)を支えたのが、ジャンボ尾崎氏直伝のバンカーで「3〜4ヤード打ち」をひたすら繰り返す練習です。

地道なアプローチ練習が、大崩れしない安定感を生んでいるわけです。

なおじも長年バスケ部顧問として、選手に言い続けた言葉があります。

「フリースロー100本が、試合の終盤を救う」——。

地道な反復練習が本番の落ち着きにつながる、ということです。

佐久間選手のバンカー練習を聞いたとき、その言葉がそのまま重なりました。

続けられる選手は本当に少なかったです。

佐久間選手は、明らかにそこが違います。

「自分軸のゴルフ」への転換

「前までは人と比べていたんですけど、今は本当に自分のことに集中できるようになった」——。

佐久間選手自身がそう語っています。

0勝から4勝へのジャンプを可能にしたのは、技術だけではなかったのでしょう。

比較から解放された「自分軸のゴルフ」への転換が、強さの核心にあるのではないでしょうか。

パッティングと総合力の向上

佐久間選手自身が特に成長を実感しているのがパッティングです。

飛距離・アプローチに加え、パットも安定してきたことでショットメーカーとしての総合力が格段に上がりました。

また、前年女王として臨んだ2026年開幕戦をも制したことで、連覇へ向けた絶好のスタートを切っています。

よくある質問(Q&A)

Q1:佐久間朱莉のスイングはアマチュアでも参考になりますか?

A:十分に参考になります。

南秀樹コーチは「ヘッドスピードの割にアイアンの飛距離が出ない」アマチュアへの参考例として推薦しています。

まずショートアイアンで「ハンドファーストのインパクトの形」を作り、ハーフスイングを繰り返すと分厚いインパクトを体感しやすくなります。

フォローで「左手甲が上を向いているか」をチェックするのも、手軽に試せるポイントです。

Q2:「ゆっくりバックスイング」にしている理由は何ですか?

A:奥嶋コーチによれば、「左腕と胸の位置関係を崩さないため」の動作です。

打ち急ぎの傾向がある人が意識的にゆっくり上げると、体の回転とクラブが同調しやすくなります。

「ゆっくり→爆速」の切り返しは、体幹スイングのリズムを体に染み込ませるための合理的な設計と言えます。

Q3:佐久間選手の平均飛距離はどれくらいですか?

A:2025年シーズンのドライビングディスタンスは250.29ヤードでツアー10位です。

2023年のデータでは244.06ヤード(17位)でした。

年を追うごとに飛距離が伸びており、スイングの進化が数字にも表れています。

Q4:ジャンボ尾崎門下に入ったことはスイングにどう影響しましたか?

A:ジャンボ門下の特徴であるアプローチ・ショートゲームへの徹底したこだわりが、リカバリー率の高さに直結しています。

「バンカーで3〜4ヤード打ち」に代表される地道な練習の積み重ねが、試合でのメンタル安定にもつながっているのではないでしょうか。

Q5:「曲がらないスイング」を目指すなら、最初にどこを意識すればいいですか?

A:南コーチのアドバイスを借りるなら、「バックスイングをゆっくり上げる」ことの一点に集中するのがおすすめです。

フェースのローテーションを意識しなくても、ゆっくり上げるだけで自然とねじれが抑えられます。

フォローで「左手甲が上を向く形」を作ることも、アマチュアが再現しやすいポイントとして挙げられています。

あなたのスイングで一番悩んでいるのは「飛距離」ですか?それとも「方向性」ですか?よかったらコメント欄で教えてください。なおじも一緒に考えます。

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筆者紹介|なおじ

なおじは元社会科教師として教育現場に35年間携わり、指導主事を5年、校長を11年務めました。
退職後もボランティアで子どもたちに学習を教えています。

バスケットボール部顧問としても十数年。地区大会・県大会の空気も知っています。スポーツ記事では「本番の緊張」「立て直し力」「コーチングの哲学」に注目して書いています。

現在は8つのブログでドラマ芸能政治歴史スポーツ学び書評を書いています。

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