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【甲子園2025】横浜が逆転勝利で7年ぶり3回戦進出!春夏連覇へ着実な一歩

「甲子園初出場でも、夢は諦めない。綾羽が見せた『ネコのひっかき傷』は、多くの球児たちに勇気を与えた。」

2025年8月14日、甲子園の第3試合は春夏連覇を狙う横浜高校(神奈川)と初出場の綾羽高校(滋賀の対戦となった。

結果は横浜の5-1勝利だったが、試合内容は数字以上にドラマティックな展開を見せた。

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目次

綾羽の先制と横浜の反撃

初回、綾羽は山本迅一郎捕手の犠牲フライで先制点を奪取。

甲子園初出場とは思えない落ち着いたプレーで、優勝候補の横浜を序盤リードする展開となった。

横浜は5回まで1点を追う苦しい展開が続いたが、5回表に織田翔希が適時打を放ち同点に追いついた。

この同点打が横浜の反攻の狼煙となった。

6回の決定的な逆転シーン

勝負を決めたのは6回表の攻撃だった。

横浜は先頭から2者連続死球で無死一・二塁の好機を作ると、小野舜友の犠打を綾羽の藤田陸空投手が三塁へ悪送球。

この失策で2走者が生還し、横浜が3-1と勝ち越した。

横浜の継投策が奏功

織田翔希の救援登板

横浜の勝利を決定づけたのは、4回から登板した織田翔希(2年)の好救援だった。

織田は5回2/3を投げて無失点、6個の三振を奪う圧巻のピッチングを披露した。

同点打を放った後のマウンドでも冷静さを保ち、攻守にわたって躍動した。

奥村頼人のクローザー起用

最終回は背番号1の奥村頼人がマウンドに上がり、試合を締めくくった。

春のセンバツでエースを務めた奥村をクローザーに回す継投策は、チームの層の厚さを物語っている。

初出場・綾羽の健闘

千代監督の采配と選手の成長

敗れはしたものの、綾羽の健闘ぶりは多くの野球ファンの心を打った。

千代監督は試合後「ネコのひっかき傷くらいは残せたかな」とコメント。

初出場ながら優勝候補を中盤まで苦しめた戦いぶりは、滋賀県の高校野球界にとって大きな財産となるだろう。

ただし、投手陣が11四死球と制球に苦しみ、3失策も響いた。

甲子園の舞台での緊張感が影響した部分もあったが、この経験は必ず今後に活かされるはずだ。

春夏連覇への道筋

次戦・津田学園との対戦展望

横浜は17日の第2試合で三重代表の津田学園(6年ぶり3度目出場)と3回戦を戦う。

津田学園も決して侮れない相手だが、継投陣の充実を見せた横浜にとっては追い風となりそうだ。

優勝への課題と期待

今回の試合で明らかになったのは、横浜の投手層の厚さだ。

先発の池田聖摩、救援の織田、クローザーの奥村という継投リレーは、春夏連覇を目指すチームにふさわしい布陣と言える。

史上2校目となる2度目の春夏連覇という偉業まで、まだ長い道のりが残されているが、この日の勝利は確実に大きな一歩となった。

7年ぶりの3回戦進出を果たした横浜の今後の戦いに、全国の高校野球ファンの注目が集まっている。

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