
2025年9月6日夜、タイ・バンコクで熱戦が繰り広げられたバレーボール世界選手権女子準決勝。
日本代表は強豪トルコに1-3(25-16、17-25、18-25、25-27)で惜しくも敗れ、47年ぶりの決勝進出は叶わなかった。
それでも15年ぶりのメダル獲得への道はまだ残されている。
激闘の4セット、最後まで諦めなかった全日本女子
第1セット:完璧なスタートで先制
日本が理想的な立ち上がりを見せた第1セット。
佐藤淑乃の鋭いスパイクが決まり、島村春世のブロックも冴える。
石川真佑のフェイントなど多彩な攻撃でトルコを翻弄し、25-16で堂々の先取だ。
「これはいける!」そんな期待感が会場全体を包んだ瞬間だった。
第2セット:バルガスの猛攻に屈する

しかし、トルコのエース・バルガスが牙を剥いた第2セット。序盤のリードを許した日本は必死に食い下がるも、最後はバルガスの強烈なスパイクに屈し17-25。
ここから雲行きが怪しくなってきた。
第3セット:連続失点の苦しい展開
第3セットもトルコペースで進んだ。
日本は宮部藍梨のクイック攻撃で一時同点に追いついたものの、その後は連続失点で11-21まで大きく水をあけられてしまう。
石川がエンドラインぎりぎりを狙い撃つ素晴らしいプレーも見せたが、18-25で万事休すかと思われた。
第4セット:最後まで諦めない魂の戦い
後がない日本が見せた底力。
第4セットは息詰まる接戦となり、両チームが一歩も譲らない激闘を展開した。
25-27という僅差での敗戦は、日本の粘り強さを物語っている。
銅メダルへの新たな挑戦
今大会の軌跡を振り返る
日本は1次リーグH組を3戦全勝で首位通過という素晴らしいスタート。
決勝トーナメントでも開催国タイを3-0で一蹴し、準々決勝ではオランダ相手に3-2の大逆転劇を演じていた。
トルコとの因縁
世界ランキング4位の日本と5位のトルコ。
通算対戦成績は日本の13勝11敗とわずかに日本がリードしており、今年のネーションズリーグ準々決勝では3-2のフルセットで日本が勝利していた。
それだけに今回の敗戦は悔しいはずだ。
明日の3位決定戦で歴史を作れ!
**まだ終わっていない。
**47年ぶりの決勝進出は叶わなかったが、15年ぶりのメダル獲得という大きな目標は残されている。
9月7日に行われる3位決定戦で、日本バレーボール界の新たな歴史を刻むチャンスがやってくる。
佐藤淑乃、石川真佑、和田由紀子、島村春世らの活躍に期待が高まる。


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