女子ゴルフ界に衝撃が走った。
今季1勝を挙げ絶好調だった小祝さくらが、左手首のTFCC損傷により手術を決断し、今季残り全試合を欠場すると発表したのだ。
ファンとして心配なのは、この怪我が彼女のキャリアにどれほど影響するか。
そして来季のシード権は本当に大丈夫なのか。

小祝さくらの怪我の詳細|TFCC損傷とは何か
突然の体調変化|7月優勝から一転して途中棄権
小祝さくらの異変は7月の「明治安田レディス」優勝直後に始まりました。
次戦の「大東建託・いい部屋ネットレディス」第2ラウンドで左手首に激痛が走り、キャリア初の途中棄権を経験。
その後6試合連続欠場という、これまでの彼女からは想像できない状況が続いていたのです。
TFCC損傷の正体|ゴルファーを悩ませる厄介な怪我
専門医の診断で判明したのは「TFCC損傷(尺骨側手関節三角線維軟骨複合体損傷)」。
聞き慣れない病名ですが、実はゴルファーには珍しくない症状なんです。
手首の小指側にある軟骨と靱帯の複合体が損傷し、特にスイング時の回旋運動で強い痛みが生じる厄介な怪我。
症状の特徴:
- スイング時の小指側の鋭い痛み
- 握力の低下
- 手首のひねり動作での違和感
保守的治療(安静・リハビリ)でも改善は見込めましたが、小祝選手は将来を見据えて手術を選択。
「大好きなゴルフを続けていくため」という彼女のコメントからは、真剣な決断だったことが伝わってきますね。
来季シード権への影響|公傷制度が救世主となるか
出場義務試合数の現実|わずか1試合不足の落とし穴
現在メルセデス・ランキング3位の小祝さくら。通常なら来季シード権は確実なはずでした。
ところが、JLPGA規定の「出場義務試合数」という壁が立ちはだかったのです。
出場義務の詳細:
- 必要試合数:33試合の60%(20試合)
- 小祝の出場:19試合
- 不足:わずか1試合
なんとも皮肉な話。
たった1試合の差でシード権を失う可能性があるなんて。
公傷制度(トーナメント特別保障制度)|最後の希望
しかし、まだ希望はあります。
JLPGAには「公傷制度」という救済措置が存在するからです。
公傷制度のポイント:
- 怪我による欠場を保証する制度
- 受傷後2週間以内に診断書提出が必要
- 適用されれば出場義務試合数を調整
- 「北海道meijiカップ」以降欠場なら義務は12試合
- 小祝選手は既に19試合出場でクリア済み
JLPGA広報も「選手の権利」と明言しており、申請が受理される可能性は高そうです。
復帰への道筋|手術からカムバックまでの戦略
手術とリハビリのスケジュール
小祝選手の手術は年内予定。
TFCC損傷の手術は関節鏡を使った低侵襲手術が一般的で、術後のリハビリ期間は3〜6ヶ月程度。
来季開幕戦には十分間に合う計算になります。
過去の類似例から見る復帰後の活躍
実は女子ツアーでは、手首の怪我から復帰して活躍を続けた選手は少なくありません。
適切な治療とリハビリを経れば、以前と変わらないパフォーマンスを発揮できるケースが多いのです。
小祝選手も通算12勝の実績があり、復帰後の再ブレイクが期待できるでしょう。
ファンができること|応援の気持ちを形に
小祝さくらの復帰を待つ間、私たちファンにできることもあります:
今すぐできるサポート:
- 公式SNSでの応援メッセージ
- 過去の名勝負映像の視聴で盛り上げ
- 復帰戦のスケジュールチェック
- 怪我予防の知識共有
彼女の「大好きなゴルフを続けていくため」という言葉を胸に、温かく見守りたいです。
なおじ(筆者)も、大の小祝ファン!
さくらちゃん、応援してます!
まとめ|小祝さくらは必ず帰ってくる
小祝さくらのTFCC損傷による今季全休は確かにショッキングな出来事でした。
しかし公傷制度の適用でシード権は維持される見込みが高く、適切な治療により来季の完全復活が期待できます。
彼女の強さは技術だけでなく、困難に立ち向かう精神力にもあります。
この試練を乗り越えた小祝さくらが、さらに強くなって戻ってくる日を楽しみに待っています!


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