こんにちは、なおじです。
天皇杯バスケの見どころは帰化選手の戦術分析にあります。
2026年1月6日に開幕した第101回大会では、帰化選手と外国籍選手の併用戦術が優勝の鍵を握ります。
元バスケ部顧問として15年間指導した経験から言えること。
『琉球ゴールデンキングスのアレックス・カーク選手を軸にした戦術が最も興味深い!』

この記事でわかること
- 第101回天皇杯の大会形式と出場チーム構成
- 帰化選手と外国籍選手の併用戦術の優位性
- 琉球ゴールデンキングス2連覇への戦略分析
- 元バスケ部顧問が語るトーナメント戦の教育的価値
- 注目の若手選手と大学チームの可能性
天皇杯バスケ2026の見どころと大会概要

開催形式と出場チーム構成
第101回天皇杯バスケは2026年1月6日から開催中です。会場は国立代々木競技場第一・第二体育館となります。12日まで1週間の集中開催形式で戦われます。
出場24チームの内訳を見てみましょう。B1枠8チーム、B2枠4チーム、B3枠1チームです。ブロック代表9チーム、社会人1チーム、大学1チームが加わります。
トップリーグだけでなく地域代表も参戦します。学生チームも含む「全国大会」の性格が濃い。プロと大学生、社会人が同じコートで戦う——これが天皇杯の見どころです。
集中開催形式の意義
今大会の特徴は集中開催形式への復帰です。近年は日程が分散していましたが、今回から変更されました。1週間連続でトーナメント戦を戦う形式ですね。
選手に与える影響は大きいと思います。レギュラーシーズンのように中1日空ける余裕はありません。体力配分、控え選手の起用、ファウルトラブルへの対応——こうした采配力が勝敗を分けます。
トーナメント戦には独特の成長機会があります。
レギュラーシーズンのように「次がある」わけではない。
「負けたら終わり」という緊張感の中で、選手は普段の練習では引き出せない力を発揮します。
判断力、精神力、チームワーク——これらが一気に高まる瞬間を目撃できるかもしれません。
天皇杯バスケの戦術分析|帰化選手ルールの影響

天皇杯のルール制限
天皇杯バスケでは外国籍選手も帰化選手もコート上1名までです。ただし、両者を同時に起用することが可能です。ここが戦術分析のポイントですね。
【表:天皇杯バスケ2026 帰化選手・外国籍選手ルールの戦術的影響】
| 項目 | 外国籍選手 | 帰化選手 | 併用時の戦術 |
|---|---|---|---|
| 登録枠 | 2名まで | 別枠 | 選手層が厚くなる |
| コート上 | 1名まで | 1名まで | 両者とも制限あり |
| 同時プレー | 可能 | 外国籍1名+帰化1名 | インサイド+アウトサイドの布陣 |
| 琉球の例 | – | カーク(211cm) | インサイド制圧+外国籍選手の機動力 |
| 三遠の例 | – | 河田チリジ | 帰化選手の高さ+外国籍選手のスピード |
(出典:日本バスケットボール協会 第101回天皇杯要項)
つまり、帰化選手がインサイドで高さを活かします。外国籍選手がアウトサイドでスピードを活かす。役割分担が明確なチームが戦術的優位性を持つわけです。
琉球ゴールデンキングスの戦術
琉球ゴールデンキングスは2025年3月に天皇杯初優勝を果たしました。今大会で2連覇を狙います。鍵を握るのがアレックス・カーク選手です。
カーク選手は211cm、114kgという圧倒的な体格を持ちます。2024年に日本国籍を取得した帰化選手です。
アルバルク東京から琉球に移籍しました。インサイドでの制圧力が最大の武器となっています。
天皇杯バスケでは、カーク選手がゴール下を支配します。外国籍選手がアウトサイドで得点を重ねる。このインサイド・アウトサイドの使い分けが、琉球の”天皇杯仕様”戦術の核心だと言えますね。
リバウンド制圧の重要性
なおじは、元バスケ部顧問として15年間指導してきました。
その経験から言えば最も重視したのが「リバウンドを制する者が試合を制する」という鉄則です。
211cmのカーク選手がいれば、リバウンド争いで圧倒的優位に立てます。
ゴール下でのボール支配率が高まれば、相手の攻撃回数を減らせる。自分たちの得点機会を増やせます。シンプルですが、これが勝利への最短ルートです。
かつて県大会で、身長差10cmを戦術で覆した経験があります。
相手チームには190cmを超えるセンターがいました。しかし「リバウンドの位置取り」と「複数人でのボックスアウト」を徹底的に練習しました。
結果、身長差を補って勝利を収めた——この経験が教えてくれたのは、「戦術と準備が身体能力差を覆す」という事実です。
三遠ネオフェニックスの河田チリジ

三遠ネオフェニックスも河田チリジ選手という帰化選手を保有しています。河田選手は210cmを超える長身です。インサイドでの制圧力が武器となっています。
帰化選手がいないチームは日本人選手のみで戦います。
外国籍選手1名と組む形です。
一方、帰化選手を持つチームは、帰化選手1名+外国籍選手1名という布陣が組めます。数的優位性が終盤の競った展開で差を生むのです。
なおじがバスケ部顧問として中学生を指導した際、痛感したことがあります。
「控えのビッグマンの役割」の重要性でした。
主力が疲れた時、ファウルトラブルの時、控えがどう機能するか——帰化選手を持つチームはこの課題をクリアしやすい構造にあります。
天皇杯バスケ見どころ|琉球2連覇への戦術分析
2025年初優勝の要因
琉球は2025年3月15日、決勝でアルバルク東京を60-49で破りました。天皇杯初優勝を果たしたのです。勝利の要因は、アレックス・カーク選手のインサイド制圧にありました。
ゴール下でのリバウンド、ブロックショット、高確率のシュート。カーク選手の存在がディフェンスを安定させました。オフェンスのリズムも作りました。2026年大会でも、この戦術は有効だと思います。
トーナメント戦では攻撃が決まらない場面が必ず来ます。
一発勝負の緊張感の中、リバウンドを取れるかどうかで試合の流れが変わる。211cmのカーク選手がいれば、この局面で優位に立てるわけです。
佐土原遼選手ら日本人選手層

琉球の強さは帰化選手だけではありません。佐土原遼選手(192cm)をはじめとする日本人選手層の充実も見どころですね。
佐土原選手はFE名古屋から移籍した日本人選手です。インサイド・アウトサイド両方でプレーできる万能型となっています。
カーク選手がゴール下を支配する中、佐土原選手が外角からシュートを決める。役割分担が機能すれば、琉球の攻撃力はさらに向上するでしょう。
元バスケ部顧問として、チーム戦術を教える際に最も強調してきました。「仲間の強みを活かし合う」という考え方です。琉球は、カーク選手と日本人選手がお互いの長所を引き出せる理想的なチーム構成にあります。
インサイド制圧の戦術的意味
天皇杯では帰化選手や外国籍選手の起用制限があります。日本人のインサイドプレーヤーの役割が通常以上に重要になるのです。ゴール下での粘り強さが勝敗を分ける決定的要因となります。
ただし、211cmのカーク選手のような圧倒的な高さがあれば、戦術的優位性はさらに高まります。戦術と準備で身長差を補うことも可能です。しかし物理的な高さは何よりも強力な武器になりますね。
天皇杯バスケの見どころ|トーナメント戦の教育的価値

元顧問が見た県大会での逆転劇
トーナメント戦には選手を急激に成長させる力がある。
レギュラーシーズンの積み重ね型とは異なります。「今日勝たなければ終わり」という極限状態が、選手の潜在能力を引き出すのです。
元教師として35年間生徒を見てきました。何度もこの「化学変化」を目撃しました。普段は控えめな生徒が、大会本番で驚異的なパフォーマンスを見せる。その瞬間は教師冥利に尽きるものです。
県大会で身長差を覆した時も、選手たちは緊張感の中で戦いました。「負けたら終わり」という状況です。練習で培った戦術を完璧に実行しました。ルール制約下でどう戦うか。選手の特性をどう活かすか。采配力が問われる瞬間でした。
若手選手の台頭と成長
天皇杯でも若手選手が一気に開花する可能性があります。トーナメント戦は「選手の成長曲線が垂直に上昇する場」なのです。
1月6日の1回戦では千葉ジェッツの渡邉伶音選手が24得点の活躍を見せました。環太平洋大学に快勝しました。若手選手の台頭は天皇杯の見どころですね。
渡邉選手は21歳のガードです。スピードとシュート力を兼ね備えています。外国籍制限がある天皇杯では、この「日本人ガードの司令塔力」が重要度を増します。パス回しの速さ、ディフェンスのプレッシャー、ここぞでの得点力——これらが揃った選手がチームを勝利に導くのです。
大学チームのアップセット可能性
大学チーム(日本体育大学、環太平洋大学など)のアップセットも期待されます。過去には大学チームが上位進出した例もあります。
ただし、B1の強豪チームが揃う今大会では、ベスト8進出でも快挙と言えるでしょう。しかしトーナメント戦は「何が起こるかわからない」のが醍醐味です。
元バスケ部顧問として中学生を指導した15年間で何度も見てきました。「試合経験がもたらす化学変化」です。一発勝負の緊張感が選手の潜在能力を引き出す。大学チームがその力を発揮すれば、番狂わせも十分あり得ますね。
Q&Aで振り返る天皇杯バスケ2026
Q1:帰化選手と外国籍選手の違いは何ですか?
帰化選手は日本国籍を取得した選手です。外国籍選手は外国籍のままプレーする選手となります。天皇杯では、どちらもコート上1名までという制限があります。ただし、帰化選手1名と外国籍選手1名を同時に起用することが可能です。この併用戦術が戦術的優位性を生み出します。
Q2:なぜ琉球ゴールデンキングスが優勝候補なのですか?
琉球は2025年3月に天皇杯初優勝を果たしました。アレックス・カーク選手(211cm、帰化選手)を保有しています。カーク選手のインサイド制圧力は圧倒的です。外国籍選手と併用することで、インサイド・アウトサイドの両方を支配できます。さらに佐土原遼選手ら日本人選手層も充実しており、2連覇への布陣が整っています。
Q3:アレックス・カーク選手の役割は何ですか?
カーク選手は211cm、114kgという体格を活かします。ゴール下でのリバウンドとブロックショットで守備を安定させます。オフェンスでは高確率のシュートで得点を重ねます。
チームのリズムを作るのです。天皇杯では帰化選手として出場時間の制約を受けますが、外国籍選手と併用することで常にインサイドに高さを確保できます。この戦術的優位性が琉球の強さの源泉です。
筆者紹介|なおじ
元社会科教師として35年間教壇に立ちました。バスケットボール部顧問として15年間指導してきました。
現在は8つのブログでドラマ・芸能・政治・歴史・スポーツ・旅・学び・書評を執筆しています。
スポーツ記事では、バスケ部顧問としての指導経験を活かしています。「戦術の裏にある論理」や「選手の成長過程」を丁寧に解説するスタイルを心がけています。教育現場で培った「教える力」を記事執筆に活かしています。
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